東京都内に本店または支店がある事業者の方必見!!
最大補助金額が最大1億円
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」
の第2回公募が11月11日に締め切りになります!
そこで、今回は「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の
概要や第2回公募のスケジュールについて説明していきます!
この記事を読めば、DXってなに?という方でも
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」
を理解することができます!
ぜひ、最後までお読みいただき、お役立てください!
補助金のお話は細かいし、難しくてわかりづらい用語も多いですよね!
そこで私が簡単な補足などをいれていきますね。
躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
躍進的な事業推進のための設備投資支援事業とは、
変化・変革に正面から向き合い、先端技術を活用して持続的発展を目指す中小企業者等が、
更なる発展に向けた競争力の強化、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、
都市課題の解決に貢献し、国内外において市場の拡大が期待される産業分野における
イノベーションの推進、後継者による新たな取組みに必要となる機械設備等を
新たに導入するための経費の一部を助成する制度です。
都内中小企業の自ら稼ぐ力を強化し、新たな事業展開やイノベーションの創出を促し、
「稼ぐ東京」を実現することを目的としています。
何が対象になるのかはこの後説明しますね!
東京都中小企業振興公社 公式ホームページ
対象事業者
以下の3つの条件を満たす事業者が対象になります。
① 中小企業・小規模事業者である
② 令和3年10月1日時点で東京都内に登記簿上の本店または支店がある
③ 東京都内で2年以上事業を継続している
業種によって異なりますので下の表を参考にしてください!
助成対象事業
対象の事業ですが、次の4つの事業に分かれています。
1. 競争力強化
2. DX推進
3. イノベーション
4. 後継者チャレンジ
この4つの事業のどれか一つの、機械装置、器具備品、ソフトウェア
にかかる費用が助成されます。
一つずつみていきましょう。
1.競争力強化
更なる発展に向けて競争力強化を目指した事業展開に必要となる
機械設備を新たに導入する事業
2.DX推進
IoT、AI、ロボット等のデジタル技術の活用により、
新しい製品・サービスの構築や既存ビジネスの変革を目指した事業展開に
必要となる機械設備を新たに導入する事業
とされていて、簡単に説明すると、「デジタル技術でビジネスを変革して、価値を創出すること」です。
最後に事例をいくつか紹介します!
IOTとは、モノにセンサーをつけ、センサーが取得した情報を活用できるようにすること。
3.イノベーション
都市課題の解決に貢献し、国内外において市場の拡大が期待される
産業分野において、新事業活動に取り組むことで、イノベーション創出を
図るために必要となる機械設備を新たに導入する事業
を指していて、ここでいう『イノベーション』は
産業分野において、新規事業に取り組み都市問題の解決に
貢献することと理解していれば大丈夫です!
・新製品の生産:製品の新たな生産、または販売方式の導入
・新役務の提供:役務の新たな提供方式の導入、その他新たな事業活動
4.後継者チャレンジ
事業承継を契機として、後継者による事業多角化や新たな経営課題の取り組みに
必要となる機械設備を新たに導入する事業
助成限度額・助成率
助成率は標準ですが、助成金額は最大1億円と大規模な制度となっています!
助成対象経費
機械装置、器具備品、ソフトウェアの新たな導入、搬入・据付等に要する経費
※1基50万円(税抜)以上のものに限ります。
その他要件はこちらから
ソフトウエアの助成金交付申請額は
300万円以上1,000万円以下が対象です!
具体的に対象か対象ではないかの判断は
法人税法上の固定資産に該当するかどうかで判断ができます。
固定資産に該当するものは対象になります。
助成金の申請方法
申請には事前の予約が必要です!
申請予約期間
令和3年10月13日(水)~同年11月11日(木)17時まで
申請書類提出期間
令和3年11月16日(火)~同年11月25日(木)<持参>
公社が指定する日時に申請書類一式を持参する
スケジュール
第1回公募 採択事例
第1回公募で採択された活用事例を紹介していきます!
コンクリート圧送業全般 株式会社アサヒ通一商アッソー
高圧コンクリートポンプ車導入による高層・大型建設分野への進出
①株式会社アルプス商事 おしぼりレンタル事業
最新型洗濯設備導入による製品の品質及び生産力の向上
②石川金網株式会社 製造業
高精細メッシュの金網の実用化による「ペットボトル水平リサイクル」の推進
③株式会社遠藤鉄工 製造業
医療用器具向け金型の新規生産体制構築による医療業界への貢献事業
④江信特殊硝子株式会社 製造業
最新型マシニングセンタ導入により品質及び生産性向上を図り競争力を強化
⑤株式会社日本パープル 情報セキュリティ事業他
ロボット導入による一部無人化で高セキュリティの実現
⑥株式会社若林製本工場 製造業
上製本と並製本の中間層『ハーフ&ソフト』を確立し、多様化するニーズに徹底対応する
⑦株式会社トミナガ 製造業
最新式印刷機の導入による、特殊素材物の高品質化・高付加価値化の達成
⑧大和鋼機株式会社 製造業
試験片金属加工の高精度・低熱変異技術の向上と見える化及び短納期実現
⑨株式会社光精機製作所 製造業
工場内ネットワークによるデジタルなものづくりで短納期ニーズに対応
⑩国産機械株式会社 製造業
超低床小型電動トラック部品の開発と量産化
正直なところ、製造業の方などが活用しやすいです。
ですが、他の業種も活用できないわけではありません。
例えば、飲食店舗であれば、
・モバイルオーダー
・予約システムの開発
・ECサイトの作成など
ソフトウェアと絡めた申請の方が申請しやすいかもしれません!
DXの事例
続いて、躍進的な事業推進のための設備投資支援事業ではないので
大手企業が多くなってしまいますが、今、どのような業務が世の中では
DXされているのか、DXの事例をいくつかご紹介します!
DXは先程も説明しましたが、一言で説明すると
「デジタル技術でビジネスを変革して、価値を創出すること」です。
それだけ聞いても、よく理解できていないという方も、事例をみることで
大枠は理解できると思いますので、参考までにご覧ください!
どんな課題や業務に対して、どういう手段が有効なのかを、
少しでも掴んでいただけると幸いです。
IT・インターネット業
文字認識AIの活用
オーダーメイドスーツ・シャツを扱う株式会社FABRIC TOKYOは、株式会社Cogent Labsの手書き文字認識AI「Tegaki」を活用して、採寸を行っています。手書きの採寸表を読み取る文字認識AIの導入で、労働時間を月180時間削減しました。
人事部門でのRPA活用
株式会社アシストは、人事部門にRPAを導入しています。およそ20体のロボットを稼働させて、1年あたり約370時間削減することに成功しています。特に、勤怠システムからデータを抽出して加工する作業は、間違いが許されず複数人でチェックしていたため、膨大な時間がかかっており、効果が大きかったとのことです。
食品・飲食業
モバイルアプリの導入
スターバックスのモバイルアプリは、強化学習の技術を使って、ユーザーに最適化された、オススメの商品を提供するようにしています。最寄りの店舗の在庫、任期商品、ユーザーの注文履歴などを反して、オススメの商品を推奨します。
原価管理のデジタル化
『骨付鳥・からあげ・ハイボール がブリチキン。』を中心に、バルやダイニングなど12業態を運営する株式会社ブルームダイニングサービスは、原価管理をデジタル化し、事業拡大に繋げています。具体的には、商品の価格や規格が数字ではっきり分かり、簡単に管理できるようになったといいます。
金融業の事例
次世代ATM
株式会社セブン銀行と、日本電気株式会社は、2019年9月顔認証技術を搭載した次世代ATMを開発し、搭載を進めています。顔認証技術を通じて、スムーズな本人確認を実現しています。
地方銀行のDX戦略
横浜銀行は、2020年3月までに約300業務で年間20万時間以上の業務量を削減するという目標を打ち出しています。2017年10月の本格導入から約半年間で、5業務を対象に5000時間の削減に既に成功しているとのこと。例えば、デスクトップPCから社内イントラを通じて自社の顧客管理システム、取引履歴検索システムなどにアクセスし、照会内容を入力
広告業の事例
ダイナミックビークルスクリーン
株式会社NTTドコモ、埼玉高速鉄道株式会社、株式会社ビズライト・テクノロジー、株式会社 LIVE BOARDの4社による、車両内に搭載する「ダイナミックビークルスクリーン」の活用が進んでいます。AIが電車のなかにいる人を認識、分析することで、最適化された広告がスクリーンに流れます。効率的な広告運用が可能です。
まとめ
補助金額最大1億円の
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」
について説明しました!
第2回公募の締切が近づいていますので、検討している方は
11月11日17時までに申請予約ができるよう準備しましょう!
そもそも、対象になるのかな…
申請の仕方がわからない…
など一つでも不安なことがある方は、まずは気軽にご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!