採択事例

【4回採択結果発表】第5回公募の公募期間は3月24日まで。採択事例紹介。最大1億円の事業再構築補助金。

 

現在、事業再構築補助金第5回公募の申請が受付中です!

事業再構築補助金は、通常の約10倍の予算を確保している大型補助金制度です

今回は、第4回の採択結果について解説していきたいと思います!

第5回公募は3月24日までなので、

初めて申請する方も、再申請にチャレンジする方も、ぜひ参考にして下さい!

 

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん
お読みいただきありがとうございます。
補助金のお話は細かいし、難しくてわかりづらい用語も多いですよね!
そこで私が簡単な補足などをいれていきますね。

 

 

事業再構築補助金とは?

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。

そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、または事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援するものです。

 

補助金額

通常枠

中小企業者等、中堅企業等ともに

従業員数20人以下 100万円~4,000万円
従業員数21~50人 100万円~6,000万円
従業員数51人以上 100万円~8,000万円

大規模賃金引上枠

中小企業者等、中堅企業等ともに

従業員数101人以上 8,000万円超~1億円

卒業枠

中小企業者等 6,000万円超 ~ 1億円

グローバルV字回復枠

中堅企業者等 8,000万円超 ~ 1億円

緊急事態宣言特別枠

中小企業者等、中堅企業等ともに

従業員数5人以下 100 万円 ~ 500 万円
従業員数6~20 人 100 万円 ~ 1,000 万円
従業員数21人以上 100万円 ~ 1,500万円

最低賃金枠

中小企業者等、中堅企業等ともに

従業員数5人以下 100 万円 ~ 500 万円
従業員数6~20 人 100 万円 ~ 1,000 万円
従業員数21人以上 100万円 ~ 1,500万円

 

補 助 率

通常枠

中小企業者等 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2)
中堅企業等 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3)

大規模賃金引上枠

中小企業者等 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2)
中堅企業等 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3)

卒業枠

中小企業者等 2/3

グローバルV字回復枠

中堅企業者等 1/2

緊急事態宣言特別枠

中小企業者等 3/4
中堅企業等 2/3

最低賃金枠

中小企業者等 3/4
中堅企業等 2/3

 

 

第4回採択結果

申請数:19,673社
採択件数:8,810社
採択率:44.8%

採択案件一覧で採択された事業者を確認できます!

参考▶第4回公募結果

応募と採択結果

19,673件の応募があり、8,810件が採択されました

件数 通常枠 大規模賃金引上枠 卒業枠 緊急事態宣言特別枠 最低賃金枠 合計
応募件数 15,036 12 17 4,217 391 19,673
採択件数 5,700 6 8 2,806 290 8,810

 

業種別の採択割合

  • 日本標準産業分類で応募割合・採択割合を分析すると、特に製造業、宿泊業・飲食サービス業、卸売業・小売業が多いです。
  • その他の業種についても、幅広い業種で応募・採択されています!
第4回採択結果

 

応募金額・採択金額について

  • 応募金額及び採択金額の分布(全類型合計)を1,500万円単位で分析すると、100~1,500万円が最も多く、全体の4割以上を占めている。
  • 次いで、1,501~3,000万円案件が2割以上となっている。
第4回採択結果

 

応募金額の分布(全類型合計)

  • 3,500万円までは応募金額が高くなるにつれて、件数も減少する傾向。
  • また、通常枠の補助上限額である4,000万円、6,000万円、8,000万円付近の応募が多い傾向にある。
第4回採択結果

 

認定支援機関別応募・採択状況

  • 認定支援機関別に応募状況を分析すると、金融機関が約7,700件で最も多く、
  • 次いで税理士関係が約4,100件、商工会・商工会議所が約2,500件となっている。
第4回採択結果

 

 

採択事例紹介

新たな事業の取り組みにおける事例 第3回公募での事例を紹介します!

参考▶03_jireishiryou.pdf (jigyou-saikouchiku.go.jp)

地域の生産者と連携したマルシェに新分野展開

採択事例

洋菓子店から地域の特産品を販売するマルシェ事業に進出

  • つくば市内に3店舗を展開する洋菓子店。
  • 創業以来27年間、地域の新鮮な生産物を中心とする厳選素材を使ったケーキや生菓子・焼菓子等の商品を開発・提供。
  • 各種SNSのフォロワー合計が3万人を超えなど、多くの方から支持。

  • 一昨年来のコロナ禍で、祝い事や外出自粛等の影響を受けて、贈答品・嗜好品である洋菓子の需要が激減。
  • 行列ができていた店舗は閑散とし、経営は大きな打撃を受ける。
  • 素材を提供している生産者も出荷量が減少し、苦境に。

  • この状況を再構築のチャンスと捉え、当社の強みである商品開発力と発信力を生かし、生産者と消費者が直接交流・販売できるマルシェ(フランスの”朝市”)事業に進出する決断。

 

最先端技術を活用して高収益かつ人と環境に優しい店舗に

  • 地域の生産者と連携して新鮮な果物や生花・特産品を仕入れ、専門店が出店しているような売場を構築。
  • 素材を生かした当社の洋菓子に加え、使い切れなかった食材も商品化。
  • プロジェクターで商品の製造工程を流し、産地を実際に訪問しているかのような演出等を行い、食の楽しさと地域の魅力を体験できる場に。
  • 画像認識で素早い会計ができるAIレジを導入・サイトでの商品予約とも連動させて待ち時間を削減→少ない接触での買い物を可能に。
  • フードロスを生まない仕入を実現する情報分析など、先端技術を活用し、人と環境に優しく、安心して来店でき、かつ収益率の高い店舗に。
  • 補助事業で店舗建設のための投資を行い、補助事業終了後5年目で新規事業の売上比率18.6%を計画

 

つくばブランドの発信拠点として地域の皆さんと共に歩み続ける

  • マルシェが「つくばブランド」の世界への発信拠点になることを目指し、筑波大学や生産者との産学連携でおいしく安心安全な6次化商品を開発中。
  • 先端技術の活用やフードロスの削減といった高収益化により経営を安定させて、確実な雇用と賃金引き上げを実現し、喜んで働ける、また次世代を育て続けられる企業でありたいと考えて、理念に合致する大規模賃金引上枠で申請。

 

超小型衛星の運用システムを開発して事業再構築

採択事例

高度な技術と知見を活かし、超小型衛星を商用化

  • 自動車部品や大型衛星等の精密部品の設計・試作開発、また同時5軸切削加工などの超精密加工を請け負う。
  • 超精密・高精度の加工技術を追求し続け、品質を保証するための各種認証も取得。
  • 日本航空宇宙工業会(SJAC)のワーキング委員会として人工衛星に関する国際標準づくりに関わったり、惑星探査用車両を開発・発表するなど、人工衛星のニーズと可能性を探求しながら必要な技術を磨いてきた。

  • 一昨年来のコロナの影響で、自動車・大型衛星ともプロジェクトの中止等により機構部品の需要が落ち込み、売上は大きく減少。
  • この状況を受け、当社の持つ技術と知見を活かして超小型衛星システムを開発・商用化する事業に進出する決断。

 

秒速8kmで移動する機体を制御して撮りたい画像を撮影

  • 最小10cm×10cm×30cmの超小型衛星とその運用・管制システムを開発して、衛星の販売と利用サービスの提供。
  • 先端的なデジタル技術である、当社独自の光学センサーとデータ通信を通じた遠隔操作によって、秒速8kmで高度400kmを移動する機体を制御して、撮りたい画像のターゲットポイントを撮影し、地上に送信。
  • 産学官の連携により、商用化に向けたニーズの調査・企画立案・対応技術の開発に取り組み、設計・製造から利用サービスを含めた超小型衛星システムインテグレータとしての地位を確立。
  • 補助事業でシステム開発・通信設備等への投資を行い、補助事業終了後5年目で新規事業の売上比率10%を計画

 

新たな市場の創出と、SDGs等、様々な分野の課題解決に貢献

  • 宇宙ステーションの追尾・人工流れ星に代表されるエンターテイメントなどの「人工衛星で遊ぶ」機会から、様々な要望が生まれて需要が広がる。
  • 超小型衛星システムを早く安く開発することで、その機会をつくりやすくし、新たな活用法や市場の創出を推進。
  • 大気や地表の状況を広く短時間に観測してデータをタイムリーに供給することでSDGsの目標達成に貢献すると共に、他のデータとの組み合わせによって安全保障や防災、インフラ維持管理、農林水産業、自動運転など様々な分野の課題解決に役立ちたいと考えている。
  • 地元の学生向けに宇宙から地球を観測する体験教室を開催したり、受信器製造等の需要を喚起したりするなど、地域への波及効果がある事業に。

 

こちらの記事でも過去の採択結果や事例について解説しているのでぜひご参照ください!

採択事例としてこちらの記事も参考にして下さい!

 

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん
コロナ禍の不況もチャンスと捉え、思い切った事業転換の決断をしてみるのもいいかもしれません!

 

 

最後に

事業再構築補助金の第4回採択結果について紹介してきました。

第5回公募は3月24日までです!

この機会に補助金の利用を検討してみて下さい!

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

せっかく申請するなら、補助金・助成金を受け取りたいですよね!

しかし、申請には要件の確認や事業計画の策定必要書類を揃えたり

面倒なことや手間がかかることも多く、不安を感じる方も多いと思います。

そんなときは、諦める前にご相談下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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