経営者お役立ち情報

【東京都】利用者も宿泊事業者もどちらも補助!宿泊施設を利用したテレワークのメリット・デメリットは?

リモートワークは通勤時間を節約できるなどのメリットも大きいです

ずっと家にこもって仕事をしていると気が滅入ってくるなんて声を聞いたりはしませんか?

そんな時は、自宅近くのにホテルに泊まって仕事をしてみるというのはいかがでしょうか。

場所を選ばないというリモートワークの強みを生かして

自宅から数駅程度といった近場のホテルでも、ちょっとした気分転換には十分です。

今お住まいお部屋の部屋数的に、テレワーク用の部屋は用意できない・・・

そんな方は自宅からすぐ近くのホテルを利用するとメリットがたくさんあるかもしれませんね。

特に幼いお子様のいる家庭などは、日ごろから大変ですよね。

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん
社長
社長
独身の人も、いつもと違う場所で仕事するのは気分転換にもなるし、効率よく仕事できそう!

 

東京都は新型コロナウイルス感染症への対応として

都内事業者のテレワークを支援するための新たな取り組み

「テレワーク促進にむけた宿泊施設利用拡大支援事業」をおこなっています。

 

今回は、

・都内のテレワーク対応の宿泊施設を検索できるWEBサイト「HOTEL WORK TOKYO」
宿泊施設の利用を都内事業者に促進する「宿泊施設テレワーク利用促進事業」
宿泊施設への支援制度「宿泊施設テレワーク環境整備支援事業」

についての記事になります。※以下の図をご覧ください

テレワークができる宿泊施設を紹介するサイト「HOTEL WORK TOKYO」

 

HOTEL WORK TOKYO 概要

東京都は(一社)全日本シティホテル連盟と連携し、

テレワークの場を提供する宿泊施設と、

テレワークの場を確保したい都内事業者を募集し、

それぞれの情報を把握してマッチングするWEBサイト

「HOTEL WORK TOKYO」を運営しています。

 

①WEBサイトでの登録宿泊施設の条件検索
・東京都内のテレワークができる宿泊施設をエリアごとに紹介
(テレワークプラン・参考料金・館内施設概要などを掲載)
約875施設を掲載(※2021年11月23日現在
・ウェブサイトから直接、宿泊施設あてに利用に関するお問い合わせ・お申し込みが可能です。

②テレワーク利用を希望する事業者と宿泊施設のマッチング支援
・利用したい宿泊施設が決まった場合は、登録フォームに希望の日時や料金部屋数、備品などの条件を入力して事務局にマッチングの支援を依頼する事ができます。

③登録を希望する宿泊施設の申し込み受付
・宿泊施設の掲載申し込みは、公式HPの宿泊施設申請フォームからいつでも可能です。
※事務局で内容を確認後、登録前に折り返しの連絡があります。

実際のWEB HOTEL TOKYOの公式ホームページを開くとこんな感じです。
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん


出典:HOTEL WORK TOKYO 公式HP

HOTEL WROK TOKYO 公式HP

 

都内のテレワーク対応の宿泊施設を検索できるWEBサイト
「HOTEL WORK TOKYO」というものがあります。

このWEBサイトでは、
該当地区最寄り駅料金施設名喫煙の有無フリーwifiの有無
などを入力して宿泊施設を絞り込むことができます。

また、
・宿泊施設へのテレワーク環境のマッチング支援
・登録を希望する宿泊施設への申し込み受付 などもおこなっています。

後に書く「宿泊施設テレワーク環境整備支援事業」では、

このサイトに登録された宿泊施設のみが補助の対象となります。

申請を検討している場合には事前の掲載申し込みが必須となります。

以下は、実際の申請画面になります。
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

 


出典:HOTEL WROK TOKYO 公式HP 宿泊施設申請フォーム

宿泊施設申請ページ

 

社長
社長
東京都に宿泊施設を持っている人は、ぜひチェックしてみるといいかもね!

 

利用者も事業者もどちらも使えるテレワーク利用促進事業

東京都は、宿泊施設をテレワーク利用をするときにかかる経費や、

都内宿泊施設がテレワーク利用に対応するための環境整備にかかる経費を支援します。

さらに、宿泊施設の新たなビジネス展開・事業者の

「新しい働き方」を促進する「宿泊施設テレワーク利用促進事業」を実施しています。

 

この事業は、

・テレワーク利用する際の補助金制度「(宿泊施設)テレワーク利用促進事業」
・都内宿泊施設がテレワーク利用に対応するための補助金制度「(宿泊施設)テレワーク環境整備支援事業」

という2つの補助金制度の総称で、「HOTEL WORK TOKYO」との連携を前提に新たに整備されたものです。

 

下記でそれぞれの制度内容について詳しく紹介いたします。

<利用者の為の>宿泊施設テレワーク利用促進事業

【対象者】

都内事業者

【対象事業】

上記対象者がテレワークを行うために都内宿泊施設の借上げに要する経費が対象
※宿泊を伴わない1日1室当たり5,000円以下のデイユースでの利用に限ります。

・具体的なプランについては各宿泊施設が「HOTEL WORK TOKYO」で公開されています。
・事務局のマッチング支援を利用して希望する条件を提案することもできます。

【対象期間】

令和2年11月1日(交付決定日)以降 令和3年12月31日(金)まで

【補助額】

1日1室あたり3,000円、1か月当たり100万円を各上限

(利用期間は、令和3年4月1日から12月31日までの間で最大90日間まで)
申請事業者は1日1室当たり最低1,000円を自己負担していただきます。

【申請受付期間】

令和3年11月30日(火)まで〈必着〉
※申請受付から交付決定まで3週間ほど要します。

【申請方法】

下記にある【提出先】へ「簡易書留」で郵送またはご持参ください。
※指定様式は、HP上でダウンロード可能です。

【宿泊施設テレワーク利用促進事業】公式HP

※<利用者の為の>宿泊施設テレワーク利用促進事業、<宿泊施設の為の>宿泊施設テレワーク環境整備支援事業、共通です。

■提出書類

・交付申請書
・環境整備支援事業計画書
・誓約書

■添付書類

・社歴所(個人事業主の場合は「経歴書」)
・印鑑証明書
・都税納税証明
・商業登記簿謄本(個人事業主の場合は「住民票」)
・損益計算書及び賃貸対照表(個人事業主の場合は確定申告書の写し)
・事業に係る経費見積書
・作業工程表
・その他必要に応じて提出を求めるもの

■提出先

〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第一本庁舎19階
東京都 産業労働局 観光部 受入環境課 受入環境調整担当 宛

令和3年度【宿泊施設テレワーク利用促進事業】公式HP

宿泊施設テレワーク利用促進事業 募集要項.pdf (487.3KB)

社長
社長
今回は「デイユースプラン対象」だから、出張などの利用目的の宿泊は対象外なんだね!

<宿泊事業者の為の>宿泊施設テレワーク利環境整備支援事業

【補助対象施設】

「HOTEL WORK TOKYO」に登録し、デイユースプランを公開している都内宿泊施設
※旅館業法第 3条第1項の許可を得て第2条第2項または第3項の営業を行う施設
(HOTEL WORK TOKYO 詳細についてはこちらをご参照ください。)

【補助対象事業】

テレワーク利用に対応するためにおこなう施設整備に必要な経費

出典:東京都産業労働局 公式HP テレワーク環境整備支援事業

【補助額】

最大30万円/1施設
※補助率2/3

【申請受付期間】

令和3年11月30日(火)午後5時〈必着〉
※締切時点で書類に不備・不足があると受付できません。余裕をもってご申請ください。

【申請方法】

下記にある【提出先】へ「簡易書留」で郵送またはご持参ください。
※指定様式は、HP上でダウンロード可能です。

【宿泊施設テレワーク環境整備支援事業】公式HP

※<利用者の為の>宿泊施設テレワーク利用促進事業、
<宿泊施設の為の>宿泊施設テレワーク環境整備支援事業、共通です。

■提出書類

・交付申請書
・環境整備支援事業計画書
・誓約書

■添付書類

・社歴所(個人事業主の場合は「経歴書」)
・印鑑証明書
・都税納税証明
・商業登記簿謄本(個人事業主の場合は「住民票」)
・損益計算書及び賃貸対照表(個人事業主の場合は確定申告書の写し)
・事業に係る経費見積書
・作業工程表
・その他必要に応じて提出を求めるもの

■提出先

〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第一本庁舎19階
東京都 産業労働局 観光部 受入環境課 受入環境調整担当 宛

令和3年度【宿泊施設テレワーク環境整備支援】公式HP

宿泊施設テレワーク環境整備支援事業 募集要項.pdf (314.8KB)

 

ホテルで仕事をするメリット・選ぶ際の注目ポイント

ホテルで仕事をするメリット5選!

 

社長
社長
自宅ではなくわざわざ外に出て、ホテルなどで仕事をするメリットって具体的に何だろう?
今回は大きく分けて5つご紹介します!何となく想像つくものもあれば、新たな発見もあるかもしれませんね。
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

 

1.気分転換になる

最大の魅力は、いつもと違う環境で仕事できるという点です。

普段と同じ仕事をするにしても、見える景色が違うだけで精神的にとても開放された気分で作業をすることができます。

通勤がなくなって出歩く機会が少なくなった今だからこそ、たまに環境を変えてみるのは大切なことかもしれません。

 

2.仕事だけに集中できる

自宅にいると、どうしても家族と話をしたり、合間に家事を行ってしまったりと、仕事以外のことに気を取られて非効率になってしまいがちです。

その点、ホテルであれば仕事を妨げる要素がないため、作業に集中することができます。

洗濯や掃除などの家事に時間を取られる心配もありません。

部屋に自分しかいないため、ビデオ会議も気兼ねなくすることができます。

 

3.必要なものがすぐそばにある

印刷に必要なプリンターやトイレなど、別の部屋や廊下を移動することなく、

限られたホテルのスペース一室におさまっているのは、便利かもしれませんね。

 

4.セキュリティを確保できる

いつもと違う環境で仕事をするという意味では、ホテルでなくても、カフェやシェアオフィスを利用する手段もあります。

しかし、カフェやシェアオフィスのようなオープンな環境では、自由に資料を広げたりビデオ会議をしたりできないという問題があります。

トイレに行くときの荷物管理も大きな課題のひとつです。

それに対して、ホテルであれば、個室なのでセキュリティを確保しやすいというメリットがあります。

 

5.食事や観光も楽しめる

せっかくホテルに泊まっているのですから、仕事の合間にホテル内で食事や観光を楽しんでみるのもいいでしょう。

今はテイクアウトに対応しているレストランも多いので、食事中の感染対策が心配であれば持ち帰って部屋でご当地の味を楽しむのもひとつの手です。

観光とまでいかなくても、いつもと違う場所を散歩するだけでもいい気分転換になります。

テレワークをするのに最適な環境が整っているのは良いですよね。

次は、ホテルの選びの7つのポイントについてご紹介します!

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん
社長
社長
予約する前に、しっかりポイントをおさえておこう!

 

ホテルを選ぶときのポイント7選!

ここからは、リモートワークを目的としてホテルを選ぶ際にチェックしておくべきポイントを紹介します。

1.インターネット環境

リモートワークをするための生命線はインターネットです。

最近ではほとんどのホテルがWi-Fiを提供していますが、仕事をする上で十分な速度を確保できるかが重要になります。

高速インターネットとうたわれている場合でも、フロア内の部屋の配置によっては電波が弱く十分な速度が出ないというケースもあるので注意が必要です。

通信速度や電波の強さについて知りたい場合は、ホテル予約サイトのレビューなどが参考になります。

また、有線インターネットであればWi-Fiの電波の強さを気にする必要がないので、

各部屋で有線LANが使えるかどうかもチェックしておくといいでしょう。

 

2.机の広さ・椅子の快適さ

快適に仕事をするためには、やはり広い机が欲しいところです。

机の大きさはホテルや部屋によって千差万別なので、公式サイトの写真などを注意深く確認しましょう。

机だけでなく椅子も重要なポイントです。

机と違って椅子に力を入れているホテルは以外と少ないので、いい椅子を備えているというだけでポイントが高いです。

 

3.周囲の騒音

静かな環境で仕事がしたいのであれば、ホテル周辺の環境にも注意しましょう。

繁華街に近い場合、観光には便利ですが、騒音が気になって仕事に集中できないかもしれません。

幹線道路沿いのホテルや、スタジアムのような人が多く集まる場所の近くにあるホテルも要注意です。

ホテルによっては高層階をリクエストできるプランが用意されている場合もあるので、騒音が気になる人にはそういったプランもお勧めです。

 

4.周辺の食事スポット

ホテルでの生活では自炊は難しいので、食事はどうしても外食かテイクアウト、あるいはデリバリーを利用することになります。

せっかく気分転換に外泊するのですから、食事も普段と違ったものを楽しみたいものです。

ホテルの周辺にどんな店があるのかは事前にチェックしておくと宿泊する楽しみが増えるでしょう。

 

5.コピー機やプリンタなどの設備

仕事上、コピー機やプリンタなどが必要な人は、ホテル内に借りられるものがあるかどうかは事前に確認しておくべきでしょう。

ホテルに付帯していなくても、近くにコンビニがあれば解決する場合もあります。

 

6.チェックイン、チェックアウト時間

アーリー・チェックインやレイト・チェックアウトに対応しているホテルかどうかも1つのポイントです。

仕事の都合に合わせて時間を無駄にすることなく移動ができるというメリットがあります。

 

7.寝具・風呂などの設備

※今回はデイユースプラン対象の支援事業のためあまり関係ない

今回はデイユースプラン対象のためあまり関係ないかもしれませんが、宿泊する際には以下も重要なポイントになるのではないでしょうか。

仕事以外の時間をいかにリラックスして過ごすかを考えた場合、やはり寝具や風呂などの部屋の設備も気になってしまうところです。

PC業務を日頃からする方に多い、肩こりや腰痛持ちの方は、マットレスの質はホテルを選ぶ上でポイントにしても良いかもしれません。

社長
社長
Wi-Fiはもちろん、コピー機まで完備してあるホテルがあるなんて便利だな~
ホテル選びの際は今回のポイントをぜひ参考にしてみてください♪
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

 

【千葉市民 朗報!】千葉市の例

以下は千葉市の公式HPからの情報になります。


出典:千葉市の公式HP テレワーク推進事業

千葉市の公式HP テレワーク推進事業

 

テレワーク推進事業

新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するとともに、
行動が制限される中でも社会経済活動を維持することを目的としています。

市内宿泊施設が提供するテレワークプランの利用を促進するなど、
「ちばしチェンジ宣言!」の実現を目指し、テレワークを推進するための事業です。

 

テレワークプランの割引制度を延長します!

千葉市では、
市内対象ホテルのテレワークプランを割引料金で利用できる制度を
令和3年5月24日(月曜日)より実施しています。

このたび、新型コロナウイルスの感染状況から、
令和3年12月31日(金曜日)までの3か月間延長することとしました。
ぜひご利用ください。

 

利用できる方

千葉県内にお住まいで、テレワークを目的とする方お勤めの地域を問わず

 

利用期間

令和3年5月24日(月曜日)のチェックイン~令和3年12月31日(金曜日)のチェックアウトまで(※3か月間延長)

※販売開始日はホテルによって異なりますので、直接お問い合わせください。
※対象ホテルは順次追加される予定です。
※予算の上限に達した時点で終了(予定)です。

 

割引の内容

対象ホテルが提供するテレワークプラン利用料金のうち、
1回1人あたり上限3,000円

利用者は、その差額を自己負担いただきます。
利用者は、最低1,000円(税別)を負担いただきます。

例)

5,000円プラン(税別)の場合(割引3,000円、利用者負担2,000円+税
3,000円プラン(税別)の場合(割引2,000円、利用者負担1,000円+税

 

対象ホテル

37施設 ※11月19日現在
詳しい情報はこちらからご覧ください。
千葉市の公式HP テレワーク推進事業

 

まとめ

今回は、
東京都が都内宿泊施設におけるテレワーク利用の促進を図るために取り組む
3つの支援事業

「テレワーク促進に向けた宿泊施設利用拡大支援事業(宿泊施設テレワーク利用促進事業)」
「テレワーク利用促進事業(宿泊施設テレワーク利用促進事業)」
「テレワーク環境整備支援事業(宿泊施設テレワーク利用促進事業)」
について紹介しました。

より効率的なテレワークをしたい事業者や、
経営回復に取り組む都内の宿泊事業者にとっても
大きな魅力のある事業といえるのではないでしょうか。

比較的リーズナブルなホテルで快適にリモートワークをするためには、
ある程度事前にリサーチして、
自分なりの条件に合ったホテルを見つけておくのがいいでしょう。

あるいは、このご時世だからこそ、
普段は泊まらないようなホテルにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

せっかく申請するなら助成金を受け取りたいですよね!

申請したいけど、申請の仕方がわからない…

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少しでも不安がある方は、ぜひご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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