延長決定!!!
テレワーク促進助成金
令和3年5月10日₍月₎~令和3年12月24日₍金₎まで 令和4年2月28日₍月₎までに延長されました!
パソコンやタブレットなども助成対象となる 他とは異なる助成金になります!
この機会に機器の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
補助金のお話は細かいし、難しくてわかりづらい用語も多いですよね!
そこで私が簡単な補足などをいれていきますね。
テレワーク促進助成金とは?
テレワーク促進助成金とは・・・東京都が実施する都内の中堅・中小企業向けの施策です。
テレワークの導入にあたり、パソコンやタブレット、スマートフォンやその周辺機器が必要となることがあります。
しかし、多くの助成金では汎用性が高いため、これらは助成の対象外とされています。
このテレワーク促進助成金では、これらの機器が助成対象経費の科目に含まれています。ただし、税込単価1,000円以上10万円未満に限られます。
テレワーク促進助成金を活用する大きなメリットの1つでしょう!
助成率・助成限度額
テレワーク助成金の助成率・助成限度額は次のとおりです。
常時雇用する労働者数 | 助成金の上限 | 助成率 |
30人以上999人以下 | 250万円 | 2分の1 |
2人以上30人未満 | 150万円 | 3分の2 |
対象になる経費
助成の対象になる経費は、以下のような経費になります。
内容 | 具体例 | |
消耗品 | 1,000円以上10万円未満 | パソコン、タブレット、スマートフォン、周辺機器など |
ソフトウェア | 10万円以上のソフトウェア | 財務会計ソフト、CADソフトなど |
外注費 | システム機器の設置運用、保守委託料、運用サポート費 | VPN環境構築の初期設定費用、VPNルーター保守管理費用など |
賃借料 | 機器のリース料やレンタル料 | パソコンリース・レンタル料 |
使用料 | ソフトウェア利用料 | ライセンス使用料 |
助成の要件
助成要件は大きく分けて2つになります。
1. 常時雇用する労働者が 2 名以上かつ 999 名以下で都内に本社または事業所を置く中堅・中小企業等
2. 都が実施する「テレワーク東京ルール実践企業宣言制度」に登録していること(実績報告時まで)※その他要件あり
1. 常時雇用する労働者が 2 名以上かつ 999 名以下で都内に本社または事業所を置く中堅・中小企業等
まず、助成対象者となる事業者には①~⑨の要件があります。
- 常時雇用する労働者が2人以上999人以下で、都内に本社又は事業所を置く中堅・中小企業等
- 都内に勤務する常時雇用する労働者を2名以上雇用していること。都内に勤務する常時雇用する労働者のうち1名は、申請日時点で6ヶ月以上継続して雇用しており、かつ雇用保険被保険者であること
- 都税の未納付がないこと。
- 過去5年間に重大な法令違反等がないこと。
- 労働関係法令について違反がないこと、およびセクシュアルハラスメント等を防止するための措置をとっていること。
- 風俗営業、性風俗関連特殊営業、接客業務受託営業及びこれに類する事業を行っていないこと。
- 暴力団員等及び法人その他の団体の代表者、役員又は使用人その他の従業員若しくは構成員が暴力団員等に該当する者でないこと。
- 就業規則を作成して労働基準監督署に届出を行っていること(常時雇用する労働者が10人以上の企業等)。
- 都が実施する2020TDM 推進プロジェクトに参加していること。
この他にも、実績報告時にテレワーク東京ルール実践企業宣言制度への登録に関する資料の提出が必要ですので、制度への登録が求められます。
2. 都が実施する「テレワーク東京ルール実践企業宣言制度」に登録していること(実績報告時まで)※その他要件あり
次に、東京しごと財団が実施する①~⑤の補助金や助成金を受給する、もしくは受給(助成額の確定通知を受領)した企業等(申請中の企業なども含む)は、本助成金の申請はできません。
- 令和元年度~令和2年度実施の事業継続緊急対策(テレワーク)助成金
- 令和2年度実施のテレワーク定着促進助成金
- 平成30年度~令和元年度実施のテレワーク活用・働く女性応援助成金(テレワーク活用推進コース/テレワーク機器導入事業)
- 平成28年度~平成29年度実施の女性の活躍推進等職場環境整備助成金/多様な勤務形態の実現事業(1)在宅勤務、モバイル勤務、リモートワーク等を可能とする情報通信機器等の導入による多様な勤務形態の実現のための環境整備
- 令和元年度~令和2年度実施のはじめてテレワーク(テレワーク導入促進整備補助金)(「実績報告」が完了した後に、拡充にかかる部分のみ本助成金の申請が可能です。)
主な助成条件
まず、テレワーク促進助成金とは・・・都内で事業を営んでいる中堅・中小企業等が、テレワークの活用促進に向けて、在宅勤務・モバイル勤務等テレワークの実施を可能とする情報通信機器等の導入によるテレワーク環境の整備を行う場合に、その整備に係る費用の一部を助成するものです。
そして、助成事業の実施期間(支給決定日から3ヶ月以内)にテレワーク環境が整備され、テレワーク実施対象者全員がテレワーク勤務を6回以上実施した実績が必要です。
✔実績報告時までにテレワークに関する規程の作成も必要です。
✔就業規則の届出義務がある(常時雇用する労働者が10人以上の企業等)場合:就業規則に定め、労働基準監督署の届出印のあるものを提出する必要があります。
申請フロー
テレワーク助成金の申請から支給までの流れは次のような手順で行われます。
募集要項:テレワーク促進助成金募集要項 | 東京しごと財団 雇用環境整備課 (shigotozaidan.or.jp)
①申請書の作成と提出
助成金の申請に必要な書類を作成
↓
公益財団法人東京しごと財団へ郵送で提出 or Jグランツを活用した電子申請による書類の提出
郵送の手引き:03sokushin_boshu_yuso1217.pdf (shigotozaidan.or.jp)
電子申請の手引き:03sokushin_boshu_denshi_1217.pdf (shigotozaidan.or.jp)
✔訪問による提出は受け付けていません。
✔社会保険労務士などの代理人による申請は電子申告が不可となっています。
郵送での申請:
公益財団法人東京しごと財団 雇用環境整備課 職場環境整備担当係
〒101-0065
東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館5階
電話番号:03-5211-5200(平日9時~17 時まで)
*平日 12 時~13 時、土日・祝日、年末年始を除く
電子での申請:
Jグランツでの申請にはgBizIDプライムアカウントが必要です。
申請に必要なgBbizIDを取得する
IT導入補助金の申請は全てオンラインで行う必要があります。そこで、申請の手続きを行うためには行政サービスに利用可能なgBbizIDプライムアカウントの利用が必須です。
このID一つでIT導入補助金の申請だけでなく様々な行政サービスにログインできるようになるため、申請予定の有無に関わらず取得することをおすすめします。
gBizIDプライムアカウントID発行までは2~3週間ほどかかるため、早めのアカウントの取得をお勧めします。
【必要書類】
法人の場合:印鑑証明書(法務局発行のもの)
個人事業主の場合:印鑑登録証明書(市区町村発行のもの)
②審査・支給決定通知
公益財団法人東京しごと財団で申請書の審査が行われ、合格すると支給決定通知が届きます。
手順③助成事業の実施
期限:支給決定日から3か月以内
行うこと:申請書で計画したテレワーク環境整備のための機器の発注・契約・購入
✔この3か月でテレワーク勤務実績要件であるテレワーク実施対象者全員にテレワーク勤務を6回以上の要件を満たさなければ助成額の減額対象になってしまいます。
✔支給決定前に購入した機器などは、助成金の対象外になるため注意しましょう。
④実績報告書類の作成と提出
期限:支給決定日から4か月以内
行うこと:助成事業の実績報告書類を作成して提出
✔提出時にはテレワーク規定とテレワーク東京ルール実践企業宣言制度への登録に関する資料を一緒に提出する必要があります。
「テレワーク東京ルール」実践企業宣言
https://www.telework-rule.metro.tokyo.lg.jp/
⑤審査・助成金額の確定
実績報告書類が審査され、助成金額が確定します。
⑥助成金請求書兼振込依頼書の提出
助成金額が確定すると通知が送付されてきます。
そこに記載されている助成金額を公益財団法人東京しごと財団へ請求することで助成金が指定した銀行口座へ振込まれます。
東京都以外が実施しているのテレワーク助成金
東京都以外でも、以下の自治体でIT関連の助成金を交付しています。
札幌市:新型コロナウイルス感染症対策テレワーク導入補助金
テレワークに取り組む札幌市内の中小企業に対し、テレワーク環境整備に関する費用を補助。最大60万円。
金沢市:中小企業テレワーク導入支援助成金
テレワークに対応するために職場環境作りにかかる費用の一部を助成。最大20万円。
山梨県:オフィス移転等に対する新たな助成制度
山梨県に企業のオフィスを移転する場合の助成金。オフィスの賃貸料や通信回線の使用料、社員への住宅手当まで幅広い費用に対して助成金が交付される制度。最大3,000万円。
お住いの自治体では「IT助成制度があるかどうか調べて欲しい!」という方は、お気軽にお問い合わせください!
↓ ↓ ↓
最後に
テレワークの導入や促進に関する助成金や補助金の制度はいくつかありますが、テレワーク促進助成金は、他の制度と異なりパソコンやタブレットまでもが助成対象となります!
社員の在宅勤務のために仕事用のパソコンを用意するなどする際には重宝する助成制度でしょう。
この機会に検討してみてはいかがでしょうか?
せっかく申請するなら、補助金・助成金を受け取りたいですよね!
しかし、申請には要件の確認や事業計画の策定、必要書類を揃えたりと
面倒なことや手間がかかることも多く、不安を感じる方も多いと思います。
そんなときは、諦める前にご相談下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました!