旅とテレワークを融合したワーケーションが広がりつつあり、
今日では、自治体も積極的に推進しています。
より多くの人がワーケーションできるように補助金制度を実施している自治体も増えてきています!
ワーケーションを取り入れるメリットも多くあります!
今回は、ワーケーション行うメリット・デメリットとワーケーションに活用できる補助金制度について紹介していきます!
ぜひ参考にしてください!
補助金のお話は細かいし、難しくてわかりづらい用語も多いですよね!
そこで私が簡単な補足などをいれていきますね。
ワーケーションとは?
ワーケーションとは・・・ワークとバケーションを合わせた造語で、休暇中にリモートで仕事をする方法のこと。
しかし取り組み次第では、オフィスで仕事をするよりも、はるかに生産性が上がる場合があります!
ワーケーションの特徴
ワーケーションの特徴は・・・
場所に縛られずに自由にあらゆる箇所からリモートで仕事ができることです。
長期休暇を取って、カフェやリゾートなどの非日常的な場所でリモートワークをしているというスタンスであれば、立派なワーケーションです!
リモートワークとは・・・会社が認定した場所での仕事しか認められていない。
ワーケーションのメリット
次に、ワーケーションのメリットについて解説していきます。
ワーケーションを有効的に取り入れることができれば、
社員の満足度も生産性も上がるでしょう!
メリット1:プライベートの時間を確保しやすくなる
ワーケーションのメリットは、プライベートの時間を多く取れるといこうことです。
育児をしなければいけない立場のワーカーなどは、
- ワーケーションで子供の面倒を見ながら仕事が可能に。
- 食事の支度や選択・掃除の合間に家事をしながらリモートワークが可能に。
メリット2:働き方の自由度が上がる
ワーケーションは、私たちにさまざまな仕事形態を与えてくれます。
- オフィスに行って決められた時間内に仕事をする
- 皆に付き合い残業をする
- 昼食も皆と一緒の時間に取らなくてはいけない
などの、型にはまった生活をワーケーションが解き放ってくれます。
働き方の自由度が上がるということは、気分転換となり、
ワーケーションにより、一人一人の生産性が上がることが期待されます。
メリット3:家族との絆が深まる
ワーケーションで仕事をしながらも家族との時間を確保でき、旅行先で思い出を共有できます。
特に子供が小さいうちは、親との交流がとても大切です!
子育てに参加できるということは、人生にとって貴重な経験です。
家族内からもよろこばれ、仕事をしている姿勢を間近で見せることで、子供の教育にも非常に役立ちます。
メリット4:長期休暇を申請しやすくなる
ワーケーションを行うという名目で長期休暇を取る人が増える可能性があります。
溜まった仕事をワーケーション中に消化すれば良いという考え方が定着すれば、気兼ねなく休暇が取れるようになります!
長期休暇を取りやすい職場だとわかれば、良い人材が集まる可能性も高まるでしょう!
ワーケーションのデメリット
ですが、ワーケーションにはデメリットもありますので、解説していきます!
デメリット1:コストがかかる
ワーケーションはテレビ電話やパソコンなど、仕事の環境を整えるためにコストがかかります。
ワーケーションの設備が整っている人というのは、多くないでしょう。
どこにいても仕事ができる環境にするには、
- パソコンの配線や通信システム
- カメラ設置
- チャットワークなどの有料サービスの契約
などの準備も必要になります。
これらの色々なシステムの使い方も習得するという、煩わしさもあるでしょう。
デメリット2:導入に時間が必要
ワーケーションの導入には、労務管理に関する社内規定の変更など、
さまざまな手続きが必要なため時間がかかります。
- 労働時間の計算方法
- 労災などの安全管理
などの整備を整える必要があり、すぐには導入できません。
事例紹介
ここからは、どんな事例があったかを紹介していきます!
事例1|株式会社ギックス様
社員の発想力・創造力向上に加え、従業員満足度向上やリクルーティングの観点からも非常に有用な取り組みと考え、
- 1泊2日での開発合宿
- 1ヶ月程度の中期滞在型サテライトオフィス等の用途で活用
ワーケーション実施の立地
WORK×ation Site 南紀白浜は南紀白浜空港から5分の好立地での実施。
白浜は街がコンパクトにまとまっていて、
社員は、オフィス・空港・繁華街・ホテルがすぐ傍にあることで非常にストレスフリーに過ごせたようです。
効果
- 白良浜の海を眺めていると別世界に飛び込んだようなリフレッシュ感を実感できた。
- その頭でオフィスに戻るとよりクリエイティブな発想が湧いてきて、大変心地良く仕事に取り組むことが出来た。
事例2|MINDS
MINDSとは2019年1月に発足したミレニアル世代による、働き方改革推進コミュニティです。2020年2月現在、10社の企業が参画しています。
10社合同でのワーキングや、メンバーの多くがデジタルネイティブ世代であることからも、普段はオンラインミーティングを基本とした活動をしていた。
そのため、活動半年経過後もメンバー同士直接会ったことがない人も。
今回は、オンラインでの会話だけでなく、オフサイトミーティングによりコミュニケーションを活性化したいと考え活用。
効果
◾️集中して議論がしやすいファシリティが充実
→プロジェクトメンバーなどで集うのに最適だと実感。
◾️メンバーの多くがデジタルネイティブ世代
→時間と場所にとらわれない働き方を検討していたチームのため、ITツールが整っていれば、ミーティングも含め遠隔でも通常業務が行えることを実証。
◾️ワーケーションは日数が限られている。
→決められた時間内で確実に業務・成果を出すため、より集中した環境でディスカッションができた。
◾️昼休みの合間も海が見えたり、夜には星が見えたるする。
→普段のオフィス環境とは全く違う中でリフレッシュができ、オンオフのメリハリを実感。
愛媛県企業合宿型ワーケーション定着促進事業費補助金
- 企業の人材育成
- 県内の地域課題の解決
- 地域との共創による地域活性化
ワーケーションを通じた地域と県外企業との継続的な関係性の構築により、人口減少下における地域の維持・活性化モデルの構築を推進するため、県外企業が行う企業合宿型ワーケーションを支援しています。
参考▶️愛媛県HP|令和5年度愛媛県企業合宿型ワーケーション定着促進事業費補助金
1.補助対象者
以下の要件全てを満たす者が対象です。
- 県外に本社機能を置く企業であること。(法人としてすでに1年以上の事業活動実績があるものに限る。)
- 申請を行う年度に令和5年度企業合宿型ワーケーション定着促進事業費補助金の交付を受けていないこと。
- 宗教活動または政治活動、反社会的活動、公序良俗に反する活動を行っていない者であること。
2.補助条件
補助対象者は、以下の取組みに協力することが必要です。
- 県が実施するアンケート調査
- ワーケーション実施状況等の県運営ウェブサイトへの掲載・実施報告書・写真データの提供
3.ワーケーションの内容
県内でテレワークを実施しながら、以下の目的のいずれかに該当すると知事が認めるものとが対象の内容です。
- 県内の地域関係者との交流を通じて、企業社員の自己成長やチームビルディングなど、人材育成を目的とするもの。
- 県内における地域の課題解決+地方創生の要素を組み込み、補助対象者と地域との交流・協働を通じた地域活性化を目的とするもの。
- 県内のテレワーク施設を利用して、集中的に新たなアイデアの創出や新規ビジネスの開発に取り組むなど、企業活動の発展や経営課題の解決を目的とするものであること。
4.補助対象事業
3に該当するワーケーションであり、かつ、1回の行程につき、以下の要件を全て満たすものとする。
- 県内でのワーケーションであること。
- 余暇活動が中心の福利厚生型と認められるワーケーションではないこと。
- 県内の宿泊施設及びコワーキングスペースで業務を行うこと。
- 県内に連続して3泊以上滞在すること。
- ワーケーションの参加人数が5名以上であること。
- ワーケーションの様子の紹介など社内外への広報宣伝に努めること。
- 補助金を活用した後に企業負担での再訪が見込める事業計画であること。
- 国、県及びその他の補助事業の交付を受けない事業であること。
補助対象経費
補助対象経費は下記の通りです。
旅費
- ワーケーションを実施する場所までの往復に必要な公共交通機関に係る交通費実費
- 宿泊代実費
- レンタカー等の借上げ費用
- 高速道路利用料等及び現地交通費
施設利用料
利用又は滞在するテレワーク施設の利用料
交流体験研修経費
- 地域交流
- 研修
- 開発
- 体験など人材育成や地域課題解決
- 地域共創等に取り組む経費
その他の経費
上記以外の経費で、知事が特に必要と認める経費
5.補助金の流れ
※本補助金に関し、お問い合わせや申請を希望される場合は、LoGoフォーム(外部サイトへリンク)にて事前相談をお願いいたします。
- 事業計画書を提出(企業→県地域政策課)
- 内示(県地域政策課→企業)
- 交付申請書の提出(企業→県地域政策課)※実施する日の15日前まで
- 決定通知書を送付(県地域政策課→企業)
- 企業合宿型ワーケーションの実施
- 実績報告書の提出(企業→県地域政策課)※実施後20日を経過した日 or 3月31日のいずれか早い日まで
- 補助金額確定通知書を送付(県地域政策課→企業)
- 補助金精算払請求書を提出(企業→県地域政策課)
- 補助金交付(県地域政策課→企業)
他県で実施している補助金制度
他県で実施している補助金制度について紹介していきます!
他にもワーケーションの補助金制度を整備している都道府県がありますので、
気になる方はお気軽にお問い合わせください!
長野県岡谷市
長野県岡谷市では、市外・県外からのワーケーションの受け入れに力を入れています。
市指定のワーキングスペースを利用した場合、施設利用料の2分の1(上限5,000円/月)の補助を受けられる制度があります。
また、岡谷市ワーケーション等実施支援補助金も導入し、市内で2泊3日以上のワーケーションをする場合に補助金の交付を受けられます。
対象経費と限度額
対象経費と限度額は下記の通りです。
交通費 | 1/2 |1人あたり10,000円/回 |
---|---|
宿泊費 | 1/2 | 1人あたり5,000円/泊 |
レンタカー | 1/2 |10,000円/日(1企業1日1台まで) |
香川県
香川県では、移住に関心があり指定のコワーキングスペースを2日以上連続して利用した方を対象に経費の助成を行っています。
対象者
- 東京圏在住者
- 大阪圏在住者
在住エリア・助成金額
助成金額は下記の通りです。
東京圏 | 3万円 |
---|---|
大阪圏 | 1万円 |
※指定コワーキングスペースを3日以上利用した場合は、3日目以降1日あたり5,000円を加算
最後に
新しい働き方として、ワーケーションの取り組みが浸透してきています!
ワーケーションを有効的に取り入れることができれば、
社員の満足度UP・生産性UPを望めるでしょう!
補助金を活用して、ワーケーションを取り入れてみませんか?