【国の4大補助金】と言われる
・小規模事業者持続化補助金
・IT導入補助金
・ものづくり補助金
・事業再構築補助金
この【国の4大補助金】全てが、令和3年10月現在募集中になっていて
ぜひ活用してほしい補助金となっています。
しかし、
・聞いたことはあるけど、よくわからない
・どの補助金をなにで活用したらいいのかわからない
という事業主の方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、
『これだけは押さえておこう!10月現在全て募集中の知って得する4大補助金』
として、国の4大補助金のポイントについてお伝えしたいと思います!
また、国の4大補助金のポイントと一緒に
過去それぞれの補助金について記載した記事のURLを貼っておきますので
この補助金を活用したいというものがあればURLから詳細をご確認ください!
では、さっそく説明していきます!
補助金のお話は細かいし、難しくてわかりづらい用語も多いですよね!
そこで私が簡単な補足などをいれていきますね。
国の4大補助金とは
冒頭でも説明した通り、国の4大補助金とは
①小規模事業者持続化補助金
②IT導入補助金
③ものづくり補助金
④事業再構築補助金
の4つの補助金のことを指しています。
昨年度までは、国の3大補助金と言われていましたが、
今年度からは④の事業再構築補助金が加わり、国の4大補助金となっています。
それぞれの補助金の概要とポイントについて説明していきます!
①小規模事業者持続化補助金
この『小規模事業者持続化補助金』は、
補助金額は大きくはありませんが、その分、申請⇒審査⇒採択⇒給付
までのプロセスが比較的簡単で、コンパクトにまとまっているので、
・始めて補助金を活用する
・小規模事業者である
という方には最もおすすめの補助金になっています。
概要
持続化補助金は、小規模事業者を対象に販路開拓や生産性向上の取り組みに
かかる経費の一部を支援する制度です。
現在、『一般型』と『低感染リスク型ビジネス枠』の2種類があり、
低感染リスク型ビジネス枠は一般型に比べ手厚い補助を
受けることができるようになっています。
基準の人数は業種によって異なるので下の表をご覧ください!
小規模事業者持続化補助金 一般型
小規模事業者の販路拡大・業務効率化など、生産性向上の取り組みを支援する制度です。
小規模事業者の取り組みにかかる費用の一部を国が補助して、
事業者の生産性向上を図ることを目的にしています。
補助上限・補助率
補助上限:50万円
補助率:2/3
法人設立日が2020年1月以降の会社(企業組合・協業組合を含む)
または、税務署提出の開業届に記載されている開業日が2020年1月1日以降の
個人事業主は、補助上限100万円になります。
小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠
コロナウイルス感染防止と事業継続を両立させるための対人接触機会の減少に
資する前向きな投資を行い、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、
生産プロセスの導入等の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
原則として、補助金総額1/4以内(最大25万円)を感染防止対策に使うことが可能(消毒液の購入や換気設備の導入など)
補助上限・補助率
補助上限:100万円
補助率:3/4
・【予算大幅に拡大!!2300億円】小規模事業者持続化補助金「一般型」と「低感染リスク型ビジネス枠」の違いと現在の採択率について
②IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者向けに
ITツールを活用し労働生産性向上を支援する目的で支給されます。
概要
中小企業・小規模事業者等が自社の課題に合ったITツールを導入する
経費の一部を補助し、業務効率化・売上アップをサポートをするための補助金で
具体的にはクラウドシステムなどの業務システムを活用し、
業務プロセスの改善と業務効率化のための
ITツール導入にかかる経費の一部を補助するというものです。
現在のIT導入補助金はコロナウイルスの影響で
通常枠(A・B類型)と低感染リスク型ビジネス枠(C・D類型)の2種類があります。
補助金の申請には審査があるため、要件を満たせば必ず支給されるわけではありませんが審査はITツール購入前に行われますので、購入前に補助金が使えるか使えないかわかります。
通常枠(A・B類型)
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合った
ITツールを導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。
自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合った
ITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった
経営力の向上・強化を図っていただくことを目的としています。
具体例
・勤怠管理システムの導入
・請求業務効率化システムの導入
・販売管理システムの導入 等
低感染リスク型ビジネス枠(C・D類型)
低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)は、新型コロナウイルス感染症の流⾏が
継続している中で、ポストコロナの状況に対応したビジネスモデルへの転換に向けて、
労働生産性の向上とともに感染リスクに繋がる業務上での対人接触の機会を
低減するような業務形態の非対面化に取り組む中⼩企業・小規模事業者等に対して、
通常枠(A・B類型)よりも補助率を引き上げて優先的に支援するものです。
具体例
・テレワークの導入など
補助上限・補助率
・2021年も最大450万円を補助!!IT導入補助金を活用しないともったいない
・【採択結果】IT導入補助金2021、2次の採択結果発表!!6割近い採択率
③ものづくり補助金
ものづくり補助金とは、中小企業・小規模事業者等が取り組む
革新的サービスの開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を
支援する制度です。
一般型(通常枠と低感染リスク型ビジネス枠)と
グローバル展開型の2種類があります。
A1 新商品(試作品)の開発
例 避難所向け水循環型シャワーを開発
A2 新たな生産方式の導入
例 作業進捗を「見える化」する生産管理システムを導入
B1 新役務(サービス)開発
例 仮想通貨の取引システムを構築
B2 新たな提供方式の導入
例 従業員のスキルに応じて顧客をマッチングするシステムを導入
通常枠
概要
新製品・新サービス開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資及び試作開発を支援。
※広告宣伝・販売促進費は対象になりません。
補助上限
1,000万円まで
補助率
1/2(小規模2/3)
低感染リスク型ビジネス枠
概要
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、
社会経済の変化に対応したビジネスモデルへの転換に向けた投資をした企業を支援。
通常型とは異なり、広告宣伝・販売促進費も補助対象になります。
補助上限
1,000万円まで
補助率
2/3
④事業再構築補助金
事業再構築補助金は、何といっても補助金額が最大1億円と
他の補助金に比べて規模が大きいのが特徴です!
概要
この補助金は、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の
新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編
など、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等を応援する補助金です。
補助上限・補助率
中小企業の通常枠
補助額:100万円~6,000万円
補助率:2/3
中小企業の卒業枠
卒業枠とは、資本金または従業員を増やすことで中小企業を卒業して中堅企業・大企業に成長することを目指す方の枠です。
補助額:6,000万円超~1億円
補助率:2/3
中堅企業のグローバルV字回復枠
グローバルV字回復枠は、コロナで大きな影響を受けた中堅企業が、海外展開をして業績のV字回復を目指す枠です。
補助額:8000万円超~1億円
補助率:1/2
緊急事態宣言特別枠
令和3年の緊急事態宣言により深刻な影響を受けた中小企業等のために、補助率が引き上げられています。
※緊急事態宣言特別枠の対象者とは
通常枠の申請要件(前項参照)を満たし、かつ緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛等により影響を受けたことにより、令和3年1~5月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30%以上減少している事業者が対象となります。
以上が国の4大補助金になります!
商工会・商工会議所相談窓口
お住いの市町村名と商工会または商工会議所で検索すると窓口を調べることが可能です!
商工会と商工会議所はほとんど違いはありませんが
その地域の規模によって商工会か商工会議所かで分かれています!
下の表を参考にしてください!
全国商工会連合会 公式ホームページ
まとめ
今回は、『これだけは押さえておこう!10月現在全て募集中の知って得する4大補助金』
として、国の4大補助金の概要とポイントなどについて説明しました!
まだまだ経済状況が不安定な現在。
先が見えない中、自分たちの力だけでは持ちこたえるのは
とても大変です。
ぜひ、国の4大補助金を活用し、この状況を乗り越えましょう!
活用したくても、補助金の申請は
必要書類を集めたり、申請書を記入したりとめんどくさい…。
また、どれが自分に一番いい補助金なのかも分からない…
など、不安が多く、1人だとなかなか進まないかもしれません。
そんなときは、一人で悩む前にぜひご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!