経営者お役立ち情報

【最大500万円】小さな会社でもチャレンジできる!海外への販路開拓の補助金。ゼロからチャレンジ成功事例。

 

日本は少子高齢化などの影響もあり市場規模は限られてしまいます。

一方で、アジア・アフリカ地域の新興国等は
人口増加や賃金上昇により消費購買力が向上しています。

このようななかで、国内企業が海外展開するのは当然と言えるかもしれません。

 

しかし、海外展開したい…海外に販路を拡大したい…
と思っても、中小企業にとってはハードルが高い
感じている事業主の方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、本記事では、海外進出を支援する
【JAPANブランド育成支援等事業補助金】についてご紹介いたします。

具体的な活用事例もご紹介致しますので
ぜひ、お役立てください!

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん
お読みいただきありがとうございます。
補助金のお話は細かいし、難しくてわかりづらい用語も多いですよね!
そこで私が簡単な補足などをいれていきますね。

JAPANブランド育成支援等事業補助金 とは

 

JAPANブランド育成支援とは、海外展開それを見据えた全国展開のために、
新商品・サービスの開発・改良、ブランディングなどを実施することによって、
海外のマーケットで通用するような商品力・ブランド力を高め、
新たな海外での販路開拓を支援する制度です。

 

中小企業庁ホームページ

 

 

補助金額・補助率

補助上限:500万円

補助率:補助対象経費の2/3

 

要件

①海外での販路開拓を目指す事業計画を策定すること
ただし、海外展開を見据えて、その前段階として国内の販路開拓に取り組む事業計画は、
1~2年の計画に限り、補助事業として認められます。

 

②支援パートナーが提供する支援サービスを受けること

社長
社長
支援パートナー制度ってなに?
簡単に言うと、海外進出を支援してくれる【支援パートナー】と、海外展開などを目指す【中小企業】をマッチングさせる制度のことです!詳しく説明しますね!
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

 

支援パートナー制度とは

①中小企業庁が海外販路開拓などのプロフェッショナル事業者の『支援パートナー』を選定

②支援を受けたい海外展開などを目指す中小企業は、支援パートナー』を自分で選ぶ

支援パートナーと協議して事業計画を策定し、補助金申請を行なう

という流れになります。

 

対象経費

対象の経費は以下の通りです。

①謝金 ②旅費 ③借損料 ④通訳・翻訳費

⑤資料購入費 ⑥通信運搬費 ⑦広報費

⑧マーケティング調査費 ⑨産業財産権等取得等費

⑩展示会等出展費 ⑪雑役務費 ⑫講座受講料

⑬原材料費 ⑭機械装置等費 ⑮設計・デザイン費

⑯委託・外注費 ※WEBプラットフォーム上のサービス利用費も含まれます。

※今後変更になる可能性があるとパンフレットに記載があるため
こまめに確認することをおすすめします!

 

スケジュール

公募は7月ごろの予定になっています!

また、電子申請が予定されていますので、初めての方は事前に用意しておきましょう。

社長
社長
どんなことをしておけばいい?
電子申請(jGrants)を行なうにはGビズIDプライムの発行が必要です。発行まで2~3週間かかりますので、事前に登録しておきましょう!
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

GビズIDプライム発行

 

お問い合わせ先

各都道府県を管轄する経済産業局へお問い合わせください。

〇北海道経済産業局:011-756-6718 〇東北経済産業局 :022-221-4923
:hok-new-biz@meti.go.jp     :thk-brand@meti.go.jp

〇関東経済産業局 :048-600-0264   〇中部経済産業局 :052-951-0521
:kanto-jb@meti.go.jp                   :chiiki-katsuyou@meti.go.jp

〇近畿経済産業局:06-6966-6054    〇中国経済産業局:082-224-5658
:kin-brandshitsu@meti.go.jp    :cgk-jb@meti.go.jp

〇四国経済産業局:087-811-8517  〇九州経済産業局:092-482-5497
:shikoku-shinjigyo@meti.go.jp   :ks-kikaku@meti.go.jp

〇沖縄総合事務所:098-866-1755
:jb-okinawa@meti.go.jp

 

こんな企業におすすめ

 

JAPANブランド育成支援等事業補助金はこんな企業におすすめの補助金です!

 

海外向けの商品を製造、販売したが、売り上げが伸びない

海外での販売には、特に進出先の商習慣や文化を事前にリサーチして
対応した商品を開発することが重要です。

この補助金を活用すれば、市場調査から販売戦略の立案にかかる
コンサル経費の補助を受けることができます!

 

海外向けに商品開発や自社製品の改良がしたい

進出先の市場に合わせた商品開発改良費用
試作品のテスト販売(収入が発生した場合は減額措置あり)
などにかかる経費の補助を受けることができます!

 

展示会に出展したが、旅費や出展費を出すのが困難

この補助金を活用すれば、出展費から運営費までの一連の経費で
補助を受けることが可能です!

 

海外事業展開したいが、相談できる人がいない

海外展開の専門知識を持った【支援パートナー】

支援サービスを利用することができます!

 

社長
社長
具体的にどんな活用がされているのかな?
活用事例をいくつかご紹介します!
コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

 

 

 

JAPANブランド育成支援 活用事例

実際に活用された事例をご紹介します!

ぜひ参考にしてください!

 

①愛媛県 今治タオル


出典:https://imabari-towel.jp/shop/g/g1421889/
最も有名なのは、【今治タオル】です。

品質の良い今治タオルをブランディングすることで世界的なブランドになることが目的で開始されたプロジェクトです。

今では、新聞や雑誌などの多く取り上げられ、急激に知名度が広がり、
全国的に「今治タオル」が知られるようになりました。

また、国内だけではなく、イタリアなど海外の市場にも積極的に出展した結果
柔らかさや織の技術などが受け入れられ、世界的に高い評価を受けるまでに成長しました。

 

②三重県 おぼろタオル株式会社


出典:https://www.oboro-towel.co.jp/s9831/

 

「おぼろブランド」の再構築。国内の数少ない織・加工・縫製の一貫体制の下、開発した、“緯糸だけを染める特殊デザイン表現の「おぼろ染」”や、“肌触りと吸水性を発揮させるオンリーワン製品”による市場拡大

 

新たな試み

国内販路開拓では「東京インターナショナルギフトショー秋2020」に出展。

肌触りを京都工芸繊維大学やわらかさデザイン研究室と共同研究にて追求し、
吸水性の違いを“みえる化”した「専顔タオル、専髪タオル、専身タオル、おぼろ百年の極」などのラインアップを展示PRした。
海外販路開拓では北米にターゲットを絞った

新型コロナ環境下のため販路開拓支援を委託したSKY ELEPHANT INCとはリモートで2020年10月~2021年1月の約4か月間コンサルティングを受け販路開拓の準備を行った。
ECサイトの強化では製品をよりわかり易くするためにプロカメラマンがイメージ写真を撮影、視覚で伝わるようECサイトの手直しを実施。

 

おぼろタオル株式会社

1908年創業の国内では希少な織・加工・縫製の一貫生産体制のタオルメーカー。当社のタオルは、“肌触りが良く、軽くて、絞り易く、抜群の吸水性”が特長で、産地ブランドではなくメーカーブランドで認知度を高めている。2015年には“新おぼろ染による伊勢古式着物文様を開発し2016年の伊勢志摩サミット総理夫人主催昼食会にも使用された。また特許取得技術を駆使して生まれた“おぼろ百年の極”も2018年のおもてなしセレクションで金賞受賞をした。2020年に三重ブランドに認定、更に地域未来牽引企業に選定された。

 

 

③岩手県 株式会社佐幸本店


出典:http://sakohonten.co.jp/about_yamanokibudo.html

日本だけに生育する希少資源「山ぶどう。」

そのトップブランド「山のきぶどう」のリブランディングと
現地ディストリビューターと協働して行うバイヤー向け
「山のきぶどうサンプルキット配布」で販路を開拓。

抹茶・ゆずに続くJAPANオリジナル素材のグローバル化の道を拓く。

 

【新しい試み】

ブランド主力商品のラベル・化粧箱デザインのリニューアルを実施

製品のポテンシャルにふさわしい装備で新しいイメージを発信。

また、ターゲット地域である香港で試食会付きの商談会を実施する予定であったが、
コロナウィルスの影響で現地への渡航禁止となってしまったため、
「現地バイヤー向け山のきぶどうサンプルキット」を配布を行った。

主力商品ラベル・化粧箱デザインのリブランディングを実施し、2021年4月より上市する予定となった。従前の商品イメージを損なうことの無いデザインが出来た。香港での商談会は新型コロナウィルスの影響で出来なかったが、2021年渡航状況改善次第実施し、香港との取引開始を目指して行く。

 

株式会社佐幸本店

1937年(昭和12年)岩手県久慈市に創業。以来、「山ぶどうの加工を専業とする食品メーカー」として、日本初の山ぶどう無添加100%ストレートジュース「山のきぶどう」をはじめ、飲料や食品を通して山ぶどうの素晴らしさをお届けしてきました。

 

 

 

まとめ

 

今回は、【JAPANブランド育成支援等事業補助金】

をご紹介しました!

 

特に、コロナウイルスの影響がある中での海外展開は
中小企業にとって決断が難しいかと思います。

 

しかし、冒頭でもお伝えした通り、日本の国内市場規模は限られています。
事業のさらなる発展のために、この【JAPANブランド育成支援等事業補助金】
を活用して海外展開へ積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

なにからしたらいいかわからないという事業主の方でも
コンサル費用が対象経費になるので一歩踏み出しやすいと思います。

ぜひ、ご活用ください!

 

コンシェルジュゆきちゃん
コンシェルジュゆきちゃん

補助金の活用をスムーズにするためには、事前準備が重要です!

ギリギリで慌てて申請をして、書類に誤りがあると
修正が必要になるため審査が遅れることや

ミスがなくても混雑している場合は、審査まで時間がかかる場合も。

 

書類やアカウント作成など事前に出来ることは済ましておきましょう!

少しでも不安なことがあれば、お気軽にご相談ください!

 

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