事業再構築補助金 成長枠について
アフターコロナと国内で呼ばれている今、
マスクの着用も今では任意となった場所も多く
だいぶ制限も緩和されてきているのを皆さん感じていると思います。
一方で、円安問題などで食材や様々なものが値上がりしており
様々な業界で厳しい状況に立たされている企業様も多いかと思います。
今回の記事では、
「事業再構築補助金 成長枠」
についてご紹介いたします。
この補助金はどんな支援をするか一言でいうと
【アフターコロナにより、新市場進出や別の業種転換する中小企業を支援する】
そんな補助金内容となっています。
この記事を読むとわかること
- アフターコロナの中小企業の現状
- 会社を成長させるために必要なこと
- 補助金の概要
- 8回公募の採択結果
アフターコロナの中小企業の現状
結論
- 2年に及ぶ新型コロナウイルス感染症の流行や原油・原材料価格の高騰、部材調達難、人材不足といった供給面の制約もある中で、中小企業は引き続き厳しい状況にある。
- こうした中でも、中小企業を取り巻く需給構造の変化や、デジタル・グリーン化の進展等を踏まえ、事業再構築などに取り組みながら、必死に生き残りを図りつつ、次の成長に向けた取組を進めようとしている中小企業もある。
(1)2022年2月時点での中小企業のコロナの影響度
(2)コロナ前後での倒産状況
(3)2000年以降の休廃業・解散の状況
成長させるために必要なこと 4つの例
企業にとっての成長戦略は 1 つではありませんが、今回の記事では中小企業に適していると考えられる成長戦略を4つご紹介します。
①市場浸透
市場浸透とは、自社の市場シェアを高める戦略のことをいいます。
たとえば、広告を増やす、製品やサービスの販売価格を下げる、セット販売を行うなどの方法があります。この戦略には、新製品を投入せずに自社の競争優位性を高め、新規顧客を獲得できるというメリットがあります。
②市場開拓
市場開拓とは、新しい市場に参入することです。
今までのノウハウを活かして自社ならではの価値を提供する会社へと変化した例が以下です。
③新たな販売チャネルへの参入
現在のマーケティング戦略や販売戦略では、複数のチャネルを使う「オムニチャネル」が主流です。
顧客があなたの商品を見つけ、何らかの接点を持つことができるよう、できるだけ多くのチャネルを用意するようにしましょう。現代ビジネスでは、ECサイト、SNS、メールがむしろ必須であり、必要に応じてリアル店舗を構える必要があります。
またリアル店舗は、単なる店舗ではなく、他のすべてのチャネルを補完するような存在でなければなりません。つまりオンライン ストアで 1 種類の体験を提供するだけでは不十分であり、オフラインでも同様の体験を提供する必要があるということです。
他にもポップアップストアを出店するなども手段の1つにあります。
④市場のセグメント化(細分化)
既存の顧客層を見直し、最も緊密な関係を築きたいと思う顧客層にターゲットを絞り込むのが市場のセグメント化です。
顧客層の切り口は地域、年齢や習慣、業種など。ここで重要となるのは分析と指標です。知識を共有し、必要なデータに関係者が簡単にアクセス可能にすることで、事業の全体像を正しく理解し、力を注ぐべき場所を的確に判断できるようにする必要があります。
- 事業展開地域に学生が多いにもかかわらず、彼らを十分引き付けることができていないのなら、学割を導入
- 通勤客が多い地域であれば、潜在的な顧客を捕まえて長期的な関係を築くことのできるポイントカードのような仕組みの導入
など
事業再構築補助金<成長枠>の概要
目的
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待しにくいなか、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新市場進出(新分野展開、業態転換)、事業・業種転換、事業再編、国内回帰またはこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが目的です。
対象者
中小企業者等、中堅企業等
※企業の規模により、補助率・上限額が変わります。
補助率
中小企業者等1/2 (大規模な賃上げ(※1)を行う場合2/3)
中堅企業等 1/3(大規模な賃上げ(※1)を行う場合1/2)
上限額
中小企業者等、中堅企業等ともに
【従業員数 20人以下】100万円~2,000万円
【従業員数 21~50人】100万円~4,000万円
【従業員数 51~100人】100万円~5,000万円
【従業員数 101人以上】100万円~7,000万円
申請方法
申請は、電子申請システムでのみ受け付けます。
本事業の申請には、GビズIDプライムアカウントの取得が必要です。未取得の方は、必ず、利用登録を行ってください。
公募期間
公募開始:令和5年3月30日(木)
申請受付:調整中
応募締切:令和5年6月30日(金)18:00
8回公募の採択結果
- 第8回公募の応募件数は12,591件。
- 厳正に審査を行った結果、6,456件が採択された。
出典:事業再構築補助金 第8回公募の結果について 令和5年4月事業再構築補助金事務局
まとめ
今回の記事では、
「事業再構築補助金 成長枠」
についてご紹介しました。
この記事で書いたことのまとめ
- アフターコロナの中小企業の現状
- 会社を成長させるために必要なこと
- 補助金の概要
- 8回公募の採択結果
最初の「アフターコロナの中小企業の現状」では
いかにコロナの影響により、多くの企業が倒産や廃業になったかが
統計データからわかったと思います。
その一方で、新事業を開始したり、業態を転換・追加して
成功している中小企業様の例もご紹介しました。
コロナに負けずに、自社をより成長させるためには?
ぜひ今回の一例を参考にし、補助金も上手く活用して頂みてはいかがでしょうか?
せっかく申請するなら助成金を受け取りたいですよね!
申請したいけど、申請の仕方がわからない…
書類の書き方が不安…
自分が該当しているのか自信がない…
少しでも不安がある方は、ぜひご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!