長引いたコロナショックによる経済活動の停滞も、ようやく落ち着きを取り戻してきました。
まだまだ各方面に影響が続いていますが、国や地方自治体の補助金・助成金による支援も続いております。
今回は2022年6月時点で、経営者が押さえておきたいおすすめ補助金7選をお届けします。
コロナによる売上減少の影響を受けたという経営者には
特に押さえておいて欲しい内容となりますので、ぜひ最後まで最後までご確認ください。
経済用語や補助金のお話は細かいし、
難しくてわかりづらい点も多いですよね!
そこで今回はポイントだけ簡単にまとめてお伝えします。
新型コロナウイルス感染症による各企業への影響
今回のコロナショックで各企業への影響はどれくらい出たのでしょうか。
財務省の調査・報告によると、
今回のコロナショックによる各企業への影響が、かなり大きいことが伺えます。
出典:新型コロナウイルス感染症による 企業活動への影響とその対応 (財務局調査)
平常時と比べて、昨年の業績は、 69%の企業で「減少」と回答するなど、
引き続き、厳しい状況が続いています。
平常時の⽔準に戻るには時間がかかる見込みとなっています。
出典:新型コロナウイルス感染症による 企業活動への影響とその対応 (財務局調査)
業種別では、外出⾃粛により、⾃動⾞やサービス業(宿泊・飲⾷、運輸等)、百貨店等で90%前後の企業が「減少」しております。
その⼀⽅で、巣ごもり需要等により、スーパーや家電量販店等で75%以上の企業が「増加」するなど、業種間で⼤きな差がみられました。
出典:新型コロナウイルス感染症による 企業活動への影響とその対応 (財務局調査)
地域別では、⾸都圏や北陸、東海、近畿で80%前後の企業が「減少」と回答する⼀⽅、
東北や四国では61%にとどまるなど、
感染拡⼤の動向などにより、地域の格差が見受けられました。
中小企業・小規模事業者の売上げ動向
中小企業の売上の動向は、昨年4~5⽉頃が最低となり、その後、多くの企業で「改善」(48%)と回答されました。
なお「減少」は9%にとどまりました。
製造業では、国内外の需要の回復により、⾃動⾞が「改善」(58%)しましたが、
製造業全体では⾮製造業に⽐べて「改善」ペースが緩やか。
サービスなどの非製造業では、⼩売業の百貨店(95%)やコンビニ(93%)、家電量販店(77%)等で⼤きく「改善」しました。
⼀⽅で、宿泊・ 飲⾷や運輸等のサービス業では、「改善」が40~50%程度にとどまるなど、改善のペースが緩やかです。
出典:新型コロナウイルス感染症による 企業活動への影響とその対応 (財務局調査)
また、地域別では、業績の減少幅が⼤きかった地域(⾸都圏や東海、沖縄など)ほど、
「改善」している企業が多い傾向です。
出典:新型コロナウイルス感染症による 企業活動への影響とその対応 (財務局調査)
それらを補うべく、多くの補助金・助成金・給付金が用意されました。
それらの支援情報に気が付かずに、
苦労されている方もまだまだいらっしゃいますので、
使える支援はしっかりと押えて活用していきましょう!
必ず押さえておきたい補助金・助成金情報7選
それでは具体的に、条件が合うのなら申請をおすすめする、
経営者が経営改善のために必ず押さえておきたい
補助金・助成金の情報7選をお届けします。
法人にしか使えないものもありますが、
今回オススメの補助金情報の中では、
「①」以外の②〜⑦の全てが、個人事業主でも使えます!
①思い切った事業転換に使える補助金(最大1.5億)
■事業再構築補助金
中小企業が申請する、思い切った
事業転換に使える補助金
●補助金額:100万円~最大1.5億円
●補助率:1/2~3/4
●採択率実績:通常枠:45%、特別枠(最低賃金枠など)80%
♦申請スケジュール:第6回公募 5月下旬~6月上旬 予定
②新しいサービスの開発や生産性の改善に使える補助金(最大2000万円)
■ものづくり補助金
中小企業はもちろん、個人事業主でもOK!
どんな業種にも使える補助金
生産性をあげるための革新的なサービス開発や
設備投資を支援する補助金
♦補助金額:100万円~最大2000万円
◆補助率:1/2~2/3
♦採択率実績:63%(前回の9次採択率)
♦申請スケジュール:11次締切日 8月18日(木)17:00まで
③業務の効率化などソフトウエアに使える補助金(最大450万円)
■IT導入補助金
中小企業はもちろん、個人事業主でもOK!
どんな業種にも使えます◎
業務効率化・売上アップするてめのITツール導入に使える補助金
♦補助金額:5万円~最大450万円
◆補助率:1/2~3/4
♦採択率実績:50~60%
♦申請スケジュール:6月13日(月)、6月27日(月)、7月11日(月)他
④販路開拓や広告宣伝、業務の効率化に使える補助金(最大200万円)
■小規模事業者持続化補助金
はじめての補助金申請にオススメ!
販路開拓、広告宣伝に使える補助金
♦助成率:最大200万円
♦採択率実績:70%
♦申請スケジュール:第10回締切 2022年10月上旬
⑤事業復活支援金とその上乗せ補助(最大250万円+α)
■事業復活支援金
コロナの影響を受けて売り上げが下がった
法人、個人事業主が対象
♦支援金額:最大250万円
♦支援率:条件が当てはまれば100%
♦申請スケジュール:6月14日(火)
↓↓↓各地域の上乗せ情報はこちら↓↓↓
⑥テレワーク環境づくりに使える補助金(最大200万円)
■人材確保支援助成金(テレワークコース)
テレワーク環境構築に使える助成金
試行的に導入していた企業も対象
♦助成率:最大200万円
♦採択率実績:条件が当てはまれば100%
⑦条件があえば必ず貰える採用のための助成金(最大105万円)
■中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)
中途採用の拡大を図った場合に助成金
45歳以上の方の初採用は高手当
♦助成率:最大105万円
♦採択率実績:条件が当てはまれば100%
まとめ
今回は、最低限、押さえておいてほしい
6月のオススメ補助金・助成金情報をお届けいたしました。
補助金も助成金も申請する事で受け取れる可能性のある大変価値のあるものです。
事業を成長させる意欲のある事業者の方は特に、
これらの情報を見逃さないようにチェックしご活用ください。
申請期間の短い補助金等もありますので、スムーズな申請ができるように
日頃の情報チェックと準備をしておきましょう。